クラウドPBXは初期費用がほとんどかからず、申込みをしてすぐに利用できるとあって多くの企業で導入が進められています。
簡単に導入できるクラウドPBXですが、使用するにあたっては安全性や危険性をしっかりと認識しておくことが大切です。
クラウドPBXには、サイバー攻撃のリスクがあり、危険性もあるのです。
ここでは、クラウドPBXを使用するにあたっての安全性や危険性、セキュリティ対策についてお話しましょう。
クラウドPBXなどのクラウドサービスは狙われやすい
クラウドPBXなどのクラウドサービスは、サイバー攻撃の標的とされやすいといわれています。
クラウドPBXはインターネット環境を経由して、データやサービスをやり取りしているため、その中には電子メールやアプリケーション、管理システムなども含まれているのです。
顧客情報をはじめとした機密情報も取り扱われており、クラウドPBXはビジネス向けのため、重要な情報が集まりやすいといえるでしょう。
そのため、悪意ある第三者にとっては、サイバー攻撃を仕掛けるメリットがある標的と言えます。
クラウドPBXを危険性を回避するための対策とは?
クラウドPBXで、サイバー攻撃に合わないようにするためには、セキュリティ対策をしっかりと行うことが大切です。
まず一番大切なのは、信頼できるサービスを選定すること。
クラウドPBXを管理しているのは、提供会社になるので、いくら自社で対策を立てていても、提供会社側のセキュリティ対策が不十分であればサイバー攻撃の被害にあいやすいでしょう。
クラウドPBXサービスを利用する会社の、セキュリティ対策などは事前に調べておくべきです。
また自社でできるセキュリティ対策としては、社員に対してセキュリティ知識を周知させること。
サイバー攻撃の被害は広がっていても、自分は大丈夫と他人事として考える社員が多いため、講習会などでサイバー攻撃の脅威についてきちんと再認識させておく必要があります。
そのほか、ファイアーウォールやウイルス対策ソフトなどで外部からの攻撃の対策をしっかりと強固しておきましょう。

この記事の監修者
五十嵐 亮(イガラシ リョウ)
IPTPC認定技術者資格、電気通信主任技術者
経歴
NTT西日本の法人回線営業にてトップの成績を残し転職。現在はIT企業にて
起業開業支援コンサルティングを行っている。