どのような電話番号が使用できる?
インターネットに接続した状態でビジネスフォンの機能を利用できるクラウドPBX。
スマホ内線化などのメリットがありますので、導入する会社が増えてきています。
そのクラウドPBXでは、どのような電話番号が使用できるのか気になるところでしょう。
使用できるのは、03から始まる市外局番、050から始まるIP電話、0120や0800で始まるフリーダイヤルの3種類。
一般的に利用することが多い電話番号になりますね。
しかし、フリーダイヤルの場合、契約するクラウドPBXのメーカーによって、電話番号が決められてしまうこともあります。
その点は注意が必要になりますので、しっかり押さえておきましょう。
引き継ぎができる電話番号は?
クラウドPBXを導入する際、電話番号を変更するのは面倒ですよね。
手続きが必要になるというのもありますが、取引先などに連絡するのは手間がかかります。
現在の電話番号を引き継ぎたいところでしょう。
基本的に03から始まる市外局番と0120や0800で始まるフリーダイヤルは引継ぎができます。
050から始まるIP電話に関しては、新規の電話番号を取得する必要がありますので、引き継ぎをすることはできません。
市外局番で引継ぎをする場合、NTTで取得していることが条件になります。
プロバイダ提供の光回線や通信会社で取得している電話番号は対象外ですので、注意が必要です。
スマホだと電話番号を使い分けられる
クラウドPBXを導入すると、スマホ内線化の機能が使用できるようになりますよね。
外出先からの発着信が便利になり、業務の効率化にも繋がるでしょう。
しかし、取引先にスマホで連絡する場合、自分の電話番号と会社の電話番号のどちらが通知させるのだろうと思ってしまうことも。
心配する必要はありません。
専用アプリをインストールすることになりますので、使用したい電話番号を選択することができるようになります。
業務上で必要な連絡は会社の電話番号、プライベートの連絡は自分の電話番号という感じです。
使い分けにより便利さが増すのではないでしょうか。

この記事の監修者
五十嵐 亮(イガラシ リョウ)
IPTPC認定技術者資格、電気通信主任技術者
経歴
NTT西日本の法人回線営業にてトップの成績を残し転職。現在はIT企業にて
起業開業支援コンサルティングを行っている。