SIPフォンとは?
SIPフォンというワードを聞くことがあるけど、どのようなものなのか分からないという人もいるでしょう。
インターネット上でデータの受け渡しをするルールのことをSIPと呼ばれており、そのシステムを活用した電話のことです。
従来の通話だと、電話番号を使うことになりますが、SIPフォンは電話番号とIPアドレスを含んでいる情報をサーバに送信してメッセージを届けるという形になります。
リアルタイムでの通話がしやすくなることから、業務で活用されることが増えてきている状況です。
今後も需要が高まっていくことが予想されますので、導入が必須という時代が来るかもしれませんね。
SIPフォンのメリット
SIPフォンを導入すると、どのような効果が期待できるのだろうと考えてしまいますよね。
メリットを把握しておきたいものです。
まず、大人数でも対応しやすくなる点でしょう。
社員の増員や突発的なイベント開催のときは、大人数の電話対応をしなければいけなくなることも多いです。
SIPフォンは拡張性がありますので、大人数にも対応できる機能が備わっています。
次に、コスト面が挙げられます。
工事不要で専用の電話システムをオフィス内に設置する必要がありません。
通話料も安くなっていますので、大規模なコスト削減を実現することができるのではないでしょうか。
SIPフォンの注意点
SIPフォンを導入するとメリットになる部分が多い印象ですが、注意点も把握しておくことが大切です。
突発的なトラブルが発生することってありますよね。
SIPフォンを導入していると、すべての部分で影響するわけではないですが、影響するケースがあるのも事実です。
例えば、地震が発生したとき。揺れが激しいと停電することも考えられます。
インターネット回線に不具合が生じると、同時に通話機能も使用できなくなるケースもあり得るでしょう。
さらに、110や119などの緊急ダイヤルに対応していませんので、トラブル発生時の対応を準備しておく必要があります。

この記事の監修者
五十嵐 亮(イガラシ リョウ)
IPTPC認定技術者資格、電気通信主任技術者
経歴
NTT西日本の法人回線営業にてトップの成績を残し転職。現在はIT企業にて
起業開業支援コンサルティングを行っている。